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つれづれなるままに

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メモ(大豆・納豆

大豆の危険についてコメントをしたら大きな反響を呼んでしまいました。
私はこの件に関して私見や風評を持って書いている訳ではありません。
まず、「ストルバイト結石」で検索してください。
コーンや大豆は尿のpHをアルカリ性に変えてしまいます。アルカリ尿は結石が出来やすくなります。また、コーンや大豆はマグネシウムも多く含み、マグネシウムは他のミネラルの核となり結石を形成します。これがストルバイト結石です。

次に大豆は人間でも消化が悪い穀物です。ましてや雑食ではあっても肉食中心の犬の短い腸では消化は出来ません。消化出来ない大豆は当然発酵します。それを行うのは腸内悪玉菌。硫化水素などの毒素ガスを生成してしまいます。

納豆から抽出した納豆酵素は大丈夫です。発酵食品は味噌であれ、糠漬けであれ、酵素が抽出されますから人間はそれらを積極的に食べれば良いと思いますよ。
ドットわんに使われる野菜類はやはり野菜類に含まれた酵素を抽出したものを最終工程で吹き付けているのでしょう。酵素は熱に弱く42℃~70℃で壊れますから。当然腐敗しやすい。だから消費期限が短いのは良いフードに共通しているのですね。
大豆の危険は文献で私は知りました。アメリカ小動物臨床栄養学研究所のモリス博士のリポートです。
ついでに、大阪府堺市のブリーダーが自分の犬が次々に鼓腸症で亡くなり(腸内でガスが発生しておなかが太鼓のように膨れ上がって死ぬ)同リポートで原因が与えていたフードにあると確信してそのフードを製造しているメーカーを民事告訴しています。


メーカーが大豆と言う食材の良いところを引き出したところと言うのは
大豆は肉より断然安い、しかも蛋白質含有量が多くてフードの粗蛋白含有量を多く表示出来る。納豆はトリプトファンと言う必須アミノ酸を肉並みに含み、さらに酵素はリパーゼ、プロテアーゼ、アミラーゼ、セルラーゼと豊富である。

しかし、全ての犬は大豆を消化する体内酵素は持っていません。それだけの事なのですよ。

大豆そのもの、あるいは大豆加工食品は全般に犬猫には不要と言う事なのですよ。豆乳も含めて。
発酵ガスの危険は大型犬に集中するでしょうね。大型犬はもともと捻転の発生が多いですから。だから食後の運動は禁物なんですよ。

生の大豆は人間でも食べれ間せんし、煮豆、納豆は発酵速度が速いのですね。納豆はもともと納豆菌で発酵してますし。また、納豆を発酵させるの時の温度は40度位なんですね。24時間で納豆が発酵完成します。犬の体温は38度前後で発酵適温なのですよ。さらに発酵が進みます。ですから、豆腐やおからでも腸内発酵しますよ。ジプロックに豆腐やオカラを入れて密封してストーブの前に半日置いておけばジプロックは膨れますよ。
減量のためにフードを減らして少量の豆腐やおからで増量して与える分には構わないと思いますよ。ただ、栄養的には無意味ですよ。


人間は大豆製品でマラソンを走れますが、犬は動物性蛋白でないと走れない身体なのですよね。上質の動物性蛋白を使ったフードを与えて、それも数種の動物性蛋白を与えてあげて多くのアミノ酸を摂らせてあげれば、納豆など必要ないと言うだけなのですよ。納豆の酵素を利用したければ普通に販売されている納豆酵素サプリでも他の植物由来の酵素サプリを与えてあげればよいだけですね。

納豆菌は犬の塩酸系の強酸の胃液で死滅します
納豆菌が死滅しても当然形骸は残る訳ですから当然便と一緒に排出されます。これは乳酸菌やビフィズス菌も同じですし、もっと言えば腸内細菌の死骸は糞の半分を占めるのですね。腸内細菌より納豆菌の方が大きいですから検出は解り易いです。

納豆サプリに関しては、納豆菌により発酵して形成される酵素のみを抽出したものです。酵素は生物ではありませんし、犬の胃酸では壊れません。
by lamumama | 2008-10-12 08:52 | 結石のためのフード